寳樂圭

日本人ペインター寳樂圭による新作個展を見に行こうとして日暮里の狭い道で迷った。やっとのことで着いたら絵が壁に掛けてあるだけで疲れた。写真用紙に印刷用のインクで描くという手法は他の人がやっていなかったとしても、同じ方法で絵を描かせたら寳樂圭よりずっと美しい絵を描けちゃう人がいくらでもいるはず。それに新作より旧作のほうがおもしろい。http://hourakunosyashin.tumblr.com/image/3681363787アップロードされた日付は2011年3月7日。これを見たときから、(ただ絵を描くだけではなく)とても総合的におもしろおかしいことをしてくるのだろうと期待していた、けれど、自ら美術業界の雰囲気に埋没していくような絵が掛けてあっただけ。まさか、ちょっと変わった描き方をすれば彼の遊び心は満足で、あとは絵で評価されて受け入れられたいみたいな感じの心境なのだろうか。マウス・やきそばパン・やきそばパンとしての寳樂圭http://hourakunosyashin.tumblr.com/image/8819279495から日本人ペインター寳樂圭を切り分けるという、美術作家としての方針なのだろうか。それは退屈、ワクワクなし、ドキドキなし、寳樂圭という大河ドラマとかいうやつの低迷の危機だと思う。20140408http://keihouraku.com/post/80572189449/kei-houraku-rheology-venue-higure-17-15