山田洋次2010

めっちゃくっちゃ久久に映画を見ました。見る体勢に持ち込めないムードが続く。この映画は、駄目人間鶴瓶を描いた作品です。古臭さを感じさせるカット、構図が出てくる。東京家族っぽい間取りだなあと思った、どっちも山田洋次だったのか、山田洋次ってよく知らないけどそういうことなんだね。何カ所も泣いてしまった、だからと言ってあんまり面白くはない。後半で福祉事業が描かれるが、あの福祉関係者の作り笑顔・態度、嫌な感じを再現してしまって、それはいったいどうしたいのかって思う。前半の高慢ちきな人たちを描くのもステレオタイプがちがちで、そういう、周囲をステレオタイプで固めていくっていうのは何がいいんだろう。社会というものに対する決めつけがあって、それに対して小集団(家族)の豊かさを強調したいのか。演出もテクニカルに決まりきったものに思え始める。加瀬亮が告白するシーン。言いたいこと言って怒って飛び出してまた戻ってきてやったーって言う。これはパクれる。20151023